睡眠時無呼吸症候群について

先日テレビを何気なく見ていたら、睡眠時無呼吸症についてやっていたのですが、なかなか面白い内容でしたので、ご紹介します。意外や意外、睡眠時無呼吸症と歯科とは、関係があるのです!

詳しくは番組ホームページ(NHK ためしてガッテン)を見て頂くことにして、簡単に説明致しますと、実は、以下の1〜3は、なーんと、全部バツ、間違いなのです!!

1)睡眠時無呼吸症は、太った男性がかかる病気である→×

最近の研究によると、痩せた女性でも50歳を過ぎるとかかりやすいとのこと。理由は、脳の呼吸中枢を刺激する女性ホルモン(プロスゲステロン)が、閉経に伴い減少するから。

2)睡眠時無呼吸症は、眠っている時に息が止まって酸素不足になるもので、高血圧や糖尿病とは関係がない→×

無呼吸症は、呼吸が止まって酸素不足になることのみならず、呼吸が戻って急激に酸素量が回復することを繰り返すうちに、血中に活性酸素が発生して血管を傷つけたり、インスリンの働きが弱まり、高血圧や糖尿病を引き起こしてしまったりする。

3)睡眠時無呼吸症は、歯並びに関わらず起きるので、舌や顎を見ても、わからない→×

デコボコな歯並びに象徴される小さい顎は、口の中の容積が狭く、舌を喉の奥に押し下げてしまうので、無呼吸症になりやい。
また、舌を突き出してもらって喉の奥が見えるかどうかや、横顔の顎から喉にかけての角度が浅いか深いかによって、無呼吸症になりやすいかどうかの目安がつく。

さあ、どうだったでしょう?(^^)

治療は、鼻から圧力をかけて気道を広げるシーパップ(CPAP)のようなマスクもありますが、寝ている時に装着するマウスピースは、歯科で作ることができます。
しかしながら、医師の診断と紹介状がなければ、保険は適応できません。
また、デコボコの歯並び(狭さく歯列)は矯正治療で治すこともできますが、いずれも自費になります。
NHK「ためしてガッテン」
日本人の8割が危険!睡眠時無呼吸症の死角 (2010年6月23日放送)

(※正確には、「症」と「症候群」は違いますが、NHKでは「睡眠時無呼吸症」としていたので、ここでは同義に扱いました。英語では、Sleep Apnea Syndrome:SASと言います。)

(2010年7月5日)

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